実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言440】

「善人と悪人の間には世の道徳家が我々に信じ込ませたがっているほどの差異は存在しない」(『サミング・アップ』,モーム,行方昭夫訳,岩波書店

 

○生まれ付きの善人,生まれ付きの悪人などというものは存在しませんし,完全な善人,完全な悪人などというものも存在しません。どのような善人の心の中にも悪人は住んでいますし,どのような悪人の心の中にも善人は住んでいます。善人の真似(まね)をして,善人として振る舞い続ければ,その人は善人と呼ばれ,悪人の真似をして,悪人として振る舞い続ければ,その人は悪人と呼ばれる,というだけのことです。善人として生きるか,悪人として生きるかを選択するのは,最終的には本人です。人生は,すなわち,この世の中で生きることのできるチャンスはたった一度きりなのですから,人生に大きな悔いを残さないようにするためにも,どちらの生き方が自分にとって得な生き方なのか,幸せな生き方なのかということを,くれぐれも見誤らないようにしたいものです。また,どれだけ恵まれない境遇に生まれ育とうとも,身を置こうとも,くれぐれも自暴自棄になって誤った選択をしてしまわないようにしたいものです。(2021年5月24日)(前書き)(3)(5)(9)(10)(15)(17)関連