実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 426】

「学問のある馬鹿は,無知な馬鹿よりもっと馬鹿だ。(モリエール)」(『教養が滲み出る 極上の名言1300』,斎藤茂太監修,日本文芸社

 

○人間は,生半可な知識を得ると,何でも分かったつもりになってしまいがちです。そして,分かっていることなど本当は高が知れているのに,自分の知識をひけらかそうとしたり,何事にも口を差し挟もうとしたりしてしまいがちです。しかし,何でも分かったつもりになってしまっている人間は,自分が無知であることを自覚しての真摯に学ぶ姿勢を維持することが難しく,結局は,それ以上成長(成熟)・向上することができないまま,自惚(うぬぼ)れや独り善がりな傾向ばかりを強める結果になってしまいます。分かることが増えてくればくるほど分からないことも増えてくる,そして,それに伴って,発言は控えめになり,慎重になっていく,というのが真の学問(学び)の有り様(よう)なのではないでしょうか。何歳になっても自分を人間的に成長・向上させ続けるためにも,生半可な知識を得て何でも分かったつもりになってしまわないように,自分が無知であることの自覚を失わないようにしたいものです。(2021年5月10日)(12)関連