「お金ばかりに目を向けていると,身の周りにあふれる豊かさに気づけない。」(『神さまとのおしゃべり』,さとうみつろう,サンマーク出版)
○たくさんのお金を手に入れなければ幸せにはなれないと勘違いし,お金に執着し,拝金主義に染まってしまえば,お金に目が暗み,お金以外の大切なものが見えなくなってしまいます。そして,金銭欲には切りがないため(本能に基づくものではないだけに),どれだけたくさんのお金を手に入れたところで心が満ち足りるということはなく,結局は,漠然とした不満を抱えたまま,自分は不幸であると思い込むようになってしまうのが落ちです。私たちはお金がなければ生きていけませんが,お金はあくまでも人生の手段なのであり,目的ではありません。普通のつましい暮らしにさえ生きる喜びや幸せを無限に見いだせるようになり,ひいては,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになるためにも,金の亡者になってしまわないように,金銭欲によって心の目を曇らせてしまわないように,くれぐれも留意したいものです。(2021年5月5日)(1)(20)関連