実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 393】

「出世する社員とは,あてがわれた仕事にベストをつくす人である。(井植歳男)」(『教養が滲み出る 極上の名言1300』,斎藤茂太監修,日本文芸社

 

○何事も嫌々やったのでは,意味のある成果は何も得られず,時間やエネルギーを無駄遣いするだけですので,思い残すことのない充実した人生を送りたいと願うのであれば,自分がやるべきことには全力で取り組む必要があると思います。なお,自分がやるべきことに全力で取り組み,最善を尽くす人は,結果的に財産や地位や権力や名声などを手に入れる可能性が高くなりますが,それらはあくまでも結果として後から付いてくるものであり,人生の目的とすべきものではありません。それらを手に入れたからといって,人生が,真に人間らしく実り多い,生きる喜びに満ちた幸せなものになる保証などどこにもありませんし,むしろ,それらに執着すればするほど,心の目が曇り,本当に大切なものを見失ってしまったり,心の平安を失い,不平不満,妬みそねみ,恨みつらみ,失意失望,自暴自棄といった心境に自分を追い込むことになってしまったりする危険性が高くなります。自分がやるべきことに全力で取り組みつつも,財産や地位や権力や名声などに執着してしまわないように,常に小欲知足(痩せ我慢をして大きな満足を諦めるということではなく,自分が持っている物,自分に与えられている物だけで何ら不足を感じることなく満足できるということ)を心がけるとともに,人生に自分なりの目標や理想をしっかりと見定め,見失わないようにしたいものです。(2021年4月3日)(1)(6)(13)(14)関連