「ものの見方を改めればどんな仕事も楽しくなる。(A・カーネギー)」(『教養が滲み出る 極上の名言1300』,斎藤茂太監修,日本文芸社)
○どのような仕事でも,その仕事の否定的な側面ばかりに目を向け,嫌々やっていたのでは,その仕事を好きになるということは難しいのではないでしょうか。他方,どのような仕事でも,その仕事の肯定的な側面にこそ積極的に目を向け,全力で意欲的に取り組むなら,その仕事に何らやの楽しさややりがいを見いだすことが可能なのではないでしょうか。何事も嫌々やって得られることは何もなく,「骨折り損のくたびれ儲(もう)け」になるだけですので,どうせやらなければならないことについては,嫌々やるのではなく,全力で意欲的に取り組むようにしたいものです。そのためにも,物事の否定的な側面にばかり目を向ける習慣を改め,物事の肯定的な側面にこそ積極的に目を向ける習慣を身に付けたいものです。人生はままならないものであり,人生に困難や苦労は付き物ですが,そのような否定的な側面だけでなく,人生の肯定的な側面にも広く目を向けられるようになるなら,きっと困難や苦労を補って余りあるほどの生きる喜びや幸せを人生に見いだすことができるはずです。(2021年4月1日)(1)(4)(5)(6)(9)(13)関連