実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 292】

「考えずに読むのは,よく噛まないで食うのに似ている。(バーク)」(『座右の銘』,「座右の銘」研究会編,里文出版)

 

○自分を人間的に成長(成熟)・向上させ続けるためには,私たちは何歳になっても学び続ける必要があると思いますが,自分自身の狭い経験から学ぶだけでは限界がありますので,学び続けるためには,広く他者の経験からも学ぶということが重要になってきます。具体的には,人類の経験や英知の精髄とも言える書物,特に,時の試練に耐えて今に残る古典と呼ばれている書物から学ぶことが重要になってくると思いますが,「学びて思わざれば則ち罔(くら)し」と論語にもあるように,学んだことを体得し,実生活において役立てられるようになるためには,学んだことを自分の頭で十分に考えて咀嚼(そしゃく)し,消化するということが欠かせません。書物を読むに際しては,速読ではなく,熟読・精読をこそ心がけ,読書の途中で立ち止まって考える時間をこそ大切にしたいものです。(2020年12月7日)(11)(12)関連