「自分の仕事やキャリアのためなら,みんなそれぞれかなりの努力をする。それなのに,たいていの人は,自分の幸せのためには,家でなんの努力もしないのだ。(アラン)」(『世界でいちばん幸せな国フィジーの 世界でいちばん非常識な幸福論』,永崎裕麻,いろは出版)
◯社会的な成功を手に入れることと幸せになることと,どちらか一つしか選べないとしたら,私たちはどちらを選ぶべきなのでしょうか。たとえ他者が羨むような成功を手に入れたとしても,その人生が生きる喜びに満ちた幸せなものでなかったとしたら(その人生がほとんど幸せを感じることのできないものであったとしたら),この世の中に生まれてきた甲斐(かい)がありません。人生は,すなわち,この世の中で生きることができるチャンスは,たった一度きりです。社会的成功を手に入れたからといって幸せになれるとは限らないのですから(むしろ,社会的成功に執着することによって幸せを手に入れることは難しくなってしまうのではないでしょうか。),何よりも自分が幸せになることをこそ人生の最優先課題とし,(社会的成功を手に入れることにではなく)自分が幸せになることにこそ最大限の関心を払い,最大限の力を注ぐべきであると思います。(2020年9月22日)(1)(2)(10)関連