実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 212】

増上慢(ぞうじょうまん)に陥った者は,終生賢者と交際しても,匙(さじ)が自分が人間の口に運ぶご馳走(ちそう)の味を知らないように,真理を知らないままで終わる。」(『文読む月日(中)』,トルストイ,北御門二郎訳,筑摩書房

 

◯人間は自惚(うぬぼ)れやすい生き物ですが,慢心し,謙虚さを失えば,そこで人間的な成長(成熟)・向上は止まってしまいます。そして,その後は,退歩し,堕落するばかりの人生を送ることになってしまいます。なぜなら,慢心することで人間は,自分が無知であり,未熟であることを自覚しての真摯に学び,努力する姿勢や,素直に反省する態度(自分の失敗や過ちを素直に認め,それらを成長・向上の糧にしようとする前向きな態度)を失ってしまうからです。自分を人間的に成長・向上させ続けることによって自分の可能性を十分に花開かせ(望むらくは,そのことを通じて社会に貢献し),思い残すことのない充実した人生を送るためにも,何歳になっても初心を忘れることなく,謙虚さを失わないようにしたいものです。(2020年9月18日)(11)(12)関連