実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 210】

「「老人は何もしないから駄目」と言うが,「老人は何もしないから素晴らしい」といえないだろうか。」(『「老いる」とはどういうことか』,河合隼雄講談社

 

◯思い残すことのない充実した人生を送るために,何歳になっても自分を人間的に成長(成熟)・向上させ続けることは大切なことですし,そのための努力が多少なりとも他者や社会の役に立つのなら,それは申し分ない生き方であると思います。しかし,たとえ自分の生き方が目に見える形では他者や社会の役に立たなくても,他者や社会に害を与えるような生き方に比べれば,はるかに素晴らしい生き方と言えるのではないでしょうか。そもそも,生きているということは,ただ生きているというだけで値打ちのあることなのであり,社会貢献しようがしまいが(その結果として,社会的な成功を手に入れようが入れまいが),その値打ちに大きな変わりはありません。少なくとも,社会的な成功を目指して他者や社会に対して有害な人生を送るよりは,社会的な成功を見送ってでも(手放してでも)他者や社会に対して無害な人生を送りたいものです。(2020年9月16日)(3)(10)(11)(14)関連