実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 194】

「ひとつの不幸を避けるための努力が,他の不幸を呼び込む原因になったりする。」(『河合隼雄の「幸福論」』,PHP研究所

 

◯自分は不幸であると思い込んでいる人間は,とかく自分と他者を比較しては他者を妬んだり,自分が不幸であることの原因や責任を他者に求めては他者を恨んだりしてしまいがちです。そして,他者を競争相手と見なしては財産や地位や権力や名声などに執着してしまったり,被害感ばかりを強めては他者に対して敵対的な行動を取るようになってしまったりしがちです。それらは,当人にとっては自分が不幸であることを回避するための(自分が不幸であることから脱却するための)ほとんど唯一の行動であると感じられるのでしょうが,実際には,当人をますます不平不満,妬みそねみ,恨みつらみ,失意失望,自暴自棄といった不幸な心境,孤立無援といった不幸な状況に追い込み,そのような心境・状況から抜け出すことを難しくさせてしまいます。自分は不幸であるとの思い込みに陥らないようにするためにも,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さを深く胸(心)に刻み,感謝する気持ちを忘れないようにしたいものです。(2020年8月31日)(1)(3)(4)(6)(7)(18)関連