実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 154】

「この世は美しいとは,臨終間際(まぎわ)の釈尊の言葉だ。」(『道元禅師 上巻』,立松和平,新潮社)

 

◯死ぬ瞬間には誰もが,ほとんど無欲で平安な心境に達し,曇りのない眼を取り戻すことによって,生きているというのは,ただ生きているというだけで幸せなことだったんだなあと,自分がこの世の中に生まれてこれたことの幸せを再認識するのではないでしょうか。しかし,死ぬ瞬間に認識するのでは遅すぎます。人生はたった一度きりです。自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さを常に噛(か)み締め,心から感謝し続けることによって,すなわち,足るを知り,心の目を欲で曇らせないようにすることによって,生きる喜びに満ちた幸せな人生を送れるようになりたいものです。(2020年7月22日)(2)(6)(7)(10)(20)関連