◯死ぬ瞬間には誰もが,ほとんど無欲で平安な心境に達し,曇りのない眼を取り戻すことによって,生きているというのは,ただ生きているというだけで幸せなことだったんだなあと,自分がこの世の中に生まれてこれたことの幸せを再認識するのではないでしょうか。しかし,死ぬ瞬間に認識するのでは遅すぎます。人生はたった一度きりです。自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さを常に噛(か)み締め,心から感謝し続けることによって,すなわち,足るを知り,心の目を欲で曇らせないようにすることによって,生きる喜びに満ちた幸せな人生を送れるようになりたいものです。(2020年7月22日)(2)(6)(7)(10)(20)関連