実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 152】

「暮らしのゆったりした時間の流れのなかで感じられるしあわせが,目立たない,さりげない,地味な場面にふさわしい心身のさまであることは疑いを容れない。」(『幸福とは何か ソクラテスからアラン,ラッセルまで』,長谷川宏中央公論新社

 

◯幸せであるというのは,誰もが羨むような成功を手に入れることではなく,普通の日常生活に生きる喜びや幸せを感じられるようになるということなのではないでしょうか。大きな成功を手に入れることができるのはごく少数の人間だけですし,そもそも成功を手に入れたからといって幸せな人生を送れるという保証はありません。他方,日常生活に生きる喜びや幸せを感じるということは,心の持ち方次第で誰にでも可能なことですし,平凡な日常生活に生きる喜びや幸せを感じられるということは,生きていることそれ自体に喜びや幸せを感じられるということであり,生きる喜びに満ちた幸せな人生が約束されたようなものです。成功を手に入れようとあくせくするのではなく,いま自分の目の前にある幸せ(日常生活に隠されている無限の幸せ)を見逃すことがないよう,常に心静かにゆったりとした心持ちでいたいものです。(2020年7月20日)(1)(7)(8)関連