実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言 135】

「人々が真理に同意しないのは,何よりも彼らがその真理の提示される形式に侮辱を感じた場合が多い。」(『文読む月日(上)』,トルストイ,北御門二郎訳,筑摩書房

 

◯簡単明瞭なものは軽んじられやすく,真理もその簡単明瞭さゆえに軽んじられやすく,なかなか同意の得られにくいものですが,自分の生き方や自分の考え方を強く否定される形で真理が提示された場合には,同意する気持ちはますますなくなってしまいます。真理というものは,機が熟し,それを受け入れる心の準備が整うまでは,納得し,得心することの難しいものなのかもしれませんが,それを提示する際には,少なくとも,相手を見下し,その生き方や考え方を小馬鹿にしつつ,断定的に行うのではなく,相手を尊重し,その生き方や考え方に敬意を払いつつ,控えめに行うことが望ましいのではないでしょうか。(2020年7月3日)(前書き)(17)関連