実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言 110】

「われわれは他人に奉仕する場合,相手に隷従するのでもなければ,相手を庇護するのでも,相手に恩恵を施すのでもなくて,自己の責務を---人間に対する責務ではなくて永遠の掟(おきて)に対する責務を果たしているのだ,ということを知らねばならない。」(『文読む月日(上)』,トルストイ,北御門二郎訳,筑摩書房

 

◯私たちは人類というシステムの一部分なのであり,私たちと他者は一体です。実際,私たちは独りで生きていくことはできず,私たちの人生は,数知れぬ他者の支援や協力なしでは成り立ち得ません。この事実を正しく認識しさえすれば,他者と仲良く助け合い,幸せを分かち合って生きることは,人間としての責務であると同時に,とても人間らしいまっとうな生き方であるということが分かるはずです。他者と敵対して足を引っ張り合い,幸せを奪い合うような生き方が,いかに正道を外れた非人間的な生き方であるかということが分かるはずです。なお,幸せであることに定員などなく,心の持ち方次第で誰もが幸せになれるのですから,他者の幸せのために自分の幸せを犠牲にする必要など全くない,ということも忘れないようにしたいものです。(2020年6月8日)(11)(16)(18)(20)関連