実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 人生は短く,しかも,私たちがこの世の中で生きることのできるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。  私たちの土台を築いているのは,過去の経験,さらに言えば遺伝です。また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくはありません。しかし,それらによってすべてが決定されてしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。私たちには自由意志というものがあるのであり,過去を変えることはできませんが,現在や未来は自分の意志によって変えることが可能です。また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志次第です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,人生を自分の努力によって切り開いていこうとする強い意志さえあるなら,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!                                                   *なお,このブログの内容のほとんどは,電子書籍(Kindle版『実り多い幸せな人生を送るために』)の形で御覧になることもできます。

【実り多い幸せな人生に関する名言 84】

「己れの罪を意識することほど心を柔軟にするものはなく,いつも自分は正しいと思いたがることほど,心を頑(かたく)なにするものはない。(『タルムード』)」(『文読む月日(上)』,トルストイ,北御門二郎訳,筑摩書房

 

◯私たちは,誰もが間違いを犯す可能性を有しています。一人の例外もありません。その自覚を強く持つことこそが,私たちを慎み深くさせ,「罪を憎んで人を憎まず」という寛容さにもつながっていくのだと思います。吉野弘の「祝婚歌」に,「正しいことを言うときは/少しひかえめにするほうがいい」というフレーズがありますが,自分のことは棚に上げたまま正義を振りかざして他者を声高に責め立てるような人間を少しでも減らし,社会をより寛容で住みやすい場所にしていくためには,私たち全員が,自分が間違いを犯す可能性があることを常に自覚している必要があるのではないでしょうか。(2020年5月13日)