実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 人生は短く,しかも,私たちがこの世の中で生きることのできるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。  私たちの土台を築いているのは,過去の経験,さらに言えば遺伝です。また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくはありません。しかし,それらによってすべてが決定されてしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。私たちには自由意志というものがあるのであり,過去を変えることはできませんが,現在や未来は自分の意志によって変えることが可能です。また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志次第です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,人生を自分の努力によって切り開いていこうとする強い意志さえあるなら,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!                                                   *なお,このブログの内容のほとんどは,電子書籍(Kindle版『実り多い幸せな人生を送るために』)の形で御覧になることもできます。

【実り多い幸せな人生に関する名言 73】

「やがて大きな町になると,どうしても道義が退廃していくということは避けられなかったと思います。・・・文明が爛熟しますと,いろいろな腐敗が起きてきます。」(『原始仏典を読む』,中村元岩波書店

 

◯社会が物質的に豊かで便利になるにつれ,私たちの欲望は肥大化し,歯止めが掛からなくなっていきます。そして,欲望を充足させることが人生の最優先事項になり,その他のことは蔑(ないがし)ろにされるようになってしまいます(欲に目が暗み,本当に大切なものが分からなくなってしまいます。)。しかし,肥大化する一方の欲望が充足されるはずもなく,結局は,徒労の末に不平不満ばかりを募らせては,いま自分の目の前にある幸せに気づくことさえ難しくなってしまったり,他者を競争相手と見なして敵対しては,孤立無援の状況に陥ってしまったりしがちです。生きる喜びに満ちた幸せな人生を,思い残すことのない充実した人生を,他者と助け合い,幸せを分かち合えるような有益な人生を本当に望むのであれば,この物質的に豊かで便利な社会を当たり前と思うことなく,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さを常に感謝しつつ,強い意志を持って意識的に欲望の肥大化を自制する必要があるのではないでしょうか。(2020年5月2日)