実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言 38】

「自分が愚か者でありながら賢者だと思う者,これこそ愚者なのである。自分が愚者であるということを知ってる者は賢者なのである。」(『原始仏教』,中村元筑摩書房

 

◯慢心することなく,自分が無知であり,未熟であることを常に自覚していることの難しさ。しかし,慢心すれば,自己愛は満たされるかもしれませんが,そこで成長は止まってしまい,自分の可能性を十分に花開かせ,真に充実した人生を送ることは難しくなってしまいます。悔いの残らない人生を送るためにも,また,独り善がりのむなしい人生に陥らないようにするためにも,自分の無知さや未熟さに対する自覚を常に失わないようにしたいものです。(2020年3月28日)