実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 人生は,すなわち,私たちがこの世の中で生きることのできるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。    私たちの土台を作っているのは,過去の経験,さらに言えば遺伝です。また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくありません。しかし,それらによって私たちの人生のすべてが決まってしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。実際,過去を変えることはできませんが,現在や未来なら,自分の意志や努力によって変えることが可能です。また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志や努力次第です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,どのような現在・未来を実現しようとするのか,どのような心構えや心がけで生きていくのかを決めるのは自分なのですから,自分の人生に責任を持つ覚悟や,人生を自分の努力によって切り開いていこうとする強い意志がある限り,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。        皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言 25】

「情け深い人は金持にならないし,金持は情け深くはない。(満州の諺)」(『文読む月日(上)』,トルストイ,北御門二郎訳,筑摩書房

 

◯財産に執着すれば,財産を手に入れるために他者と競い合う必要が生じ,他者を敵と見なさざるを得なくなってしまう。他者と敵対しながら,他者と仲良く助け合い,幸せを分かち合って生きることは難しい。そもそも,財産を手に入れないと幸せになれないと勘違いするからこそ財産に対する執着が生じるのであろうが,実際には,財産に執着することで,足るを知り,自足することが難しくなり,幸せになることはかえって困難になってしまう。他者と仲良く助け合って生きることや,幸せであることを本気で願うのであれば,財産に対する執着を捨て,拝金主義から卒業する必要があるのではないだろうか。(2020年3月15日)