実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言 20】

「善良な人はあまり議論好きでないし,議論好きな人はあまり善良ではない。(『老子』)」(『文読む月日(上)』,トルストイ,北御門二郎訳,筑摩書房

 

◯善良な人間は,足るを知り,自足しているため,大きな声を出して他者に何かを訴えるようなことはほとんどない。大きな声を出して他者に何かを訴えるのは,たいていの場合,足るを知らないために,不平不満や被害感を募らせたり,恨みつらみの感情をこじらせたりしている人間である。善良な人間は,そのような人間に対しても友好的な態度で接し,相手がより善良な人間になるための支援や協力は惜しまないが,人生の指針が明確に定まっているため,付和雷同して道を誤ったり,道を踏み外したりすることはないし,そのような人間と徒党を組んで大切な時間やエネルギーを浪費しようとも思わない。(2020年3月10日)