実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【人生に関する名言 288】

「無益な知識をうんと蓄(た)め込むよりも,少しでもいいから人生の掟(おきて)を学ぶほうが大事である。人生の掟は汝を悪より防ぎ,善へと導くであろう。その反対に無益な知識は,いたずらに汝を傲慢の罪に誘い,真に汝に必要な人生の掟を明らかに悟ることを妨げるであろう。」(『文読む月日(上)』,トルストイ,北御門二郎訳,筑摩書房

 

◯人間はいかに生きるべきなのか。まずは,そのことを真剣に考え,学ぶ必要があるのではないだろうか。人生の指針が明確になってこそ,自分が進むべき道も明らかになり,謙虚に努力し続けることも可能になるのだから。核になるものがなければ,知識は単なる知識にとどまり,それを自慢げにひけらかすことはできても,人生に役立つ知恵として体得されることはあり得ないのではないだろうか。(2020年2月6日)