実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【幸せに関する名言 275】

「大げさなことは言いたくない/ぼくはただ水はすき透っていて冷たいと言う/のどがかわいた時に水を飲むことは/人間のいちばんの幸せのひとつだ//確信をもって言えることは多くない/ぼくはただ空気はおいしくていい匂いだと言う/生きていて息をするだけで/人間はほほえみたくなるものだ」(「ぼくは言う」(『自選 谷川俊太郎詩集』所収),岩波書店

 

◯本当のことを言えば,私たちは,ただ水を飲むことにさえ,ただ息をすることにさえ,生きる喜びや幸せを感じることができるのである。欲望を際限なく肥大化させ,今ここでこうして生きていられることの有り難さ(まさに奇跡)に対する感謝の気持ちを忘れるからこそ,私たちは,いま自分の目の前にある幸せにさえ気付くことができなくなってしまうのである。(2020年1月24日)