実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【人はいかに生きるべきか 247】

「人は少ししか知らぬ場合にのみ,知っているなどと言えるのです。多く知るにつれ,次第に疑いが生じて来るものです。」(『ゲーテ格言集』,高橋健二編訳,新潮社)

 

◯物事は,知れば知るほど疑問が湧いてくる(分からないことが増えてくる)ものであり,少ししか知らないからこそ分かったつもりになれるのである。「知る者は言わず,言う者は知らず」という老子の言葉にもあるように,人間は,成熟し,物事を深く知るようになればなるほど謙虚になり,未熟な,物事を浅くしか知らない人間ほど高慢になりやすい,というのも,同じ理屈なのではないだろうか。逆に言えば,人間は謙虚さを失わない限り成熟し続けることができるが,慢心すればそこで成熟は止まり,未熟なままで終わってしまうということでもある。(2019年12月23日)

 

https://daikiti707.hatenablog.com/entry/幸せであるための方法