「怒りは炎のように燃え上がって自制心を焼き尽くし,後悔をもたらすような考えや発言や行動を起こさせます。・・・怒りは注意深い観察ができていないときにかぎって猛威をふるうものです。怒りが生まれたときには,その存在を確認し,注意深く観察しながら,しっかりと呼吸に意識を向けましょう。」(『ブッダの〈気づき〉の瞑想』,ティク・ナット・ハン,野草社)
◯自らの怒りに焼き尽くされないようにするためには,怒りが生じた際に,そのことに気づくということが欠かせない。そのためには,常日頃から自分の気持ちの変化を注意深く観察する習慣を身に付けておく必要がある。(2019年8月19日)