「ルイギーノ・ブルーニは「自由に選択されたある種の貧しさ〔不足の状態〕(商品や権力からの自主的な離脱)なくして幸せは存在しないということをわたしは確信したのだ。この貧しさは神の祝福と結びつく痛みである」とする。・・・貧しくとも簡素な生活ということで人間は幸せになれる,と主張していると解釈できる。」(『新しい幸福論』,橘木俊詔,岩波書店)
◯小欲(少欲)知足が幸せの秘訣であるとするならば,幸せであるためには,自らの自由意思に基づいて積極的に小欲(少欲),あるいは,無欲な生き方を選択する必要がある,ということであろうか。(2019年8月14日)