「独り歩み,怠(おこた)ることのない聖者,非難と賞賛とに心を動かさず,音声に驚かない獅子(しし)のように,網(あみ)にとらえられない風のように,水に汚されない蓮のように,他人に導かれることなく,他人を導く人,---諸々の賢者は,かれを〈聖者〉であると知る。」(『ブッダのことば -スッタニパータ-』,中村元訳,岩波書店)
◯人間は,他者からの評価に敏感すぎる。その過敏さが,自分らしく生きることを難しくさせている面がある。特に,他者からのプラスの評価によって自分らしい生き方ができなくなってしまっている人は意外に多いのではないだろうか。(2019年7月2日)