「何十年ものあいだ,眼,足,心臓は,あなたに連れ添い,あなたのために献身的かつ忠実にその役割を果たしてきました。それなのに,あなたはほとんど彼らに関心を払わず感謝を示してきませんでした。」(『ブッダの〈気づき〉の瞑想』,ティク・ナット・ハン,野草社)
◯感謝すべきことは,他にもたくさんあるはずである。恨みつらみの感情に心を支配されることなく,感謝すべきことにはきちんと関心を払い,素直に感謝の気持ちを示したい。それが,幸せであるための秘訣であると思う。また,身体が心に与える影響の大きさを考えるならば,身体に関心を払い,身体の声にきちんと耳を傾けて身体を大切にするということは,幸せであるための不可欠の条件とも言える。(2019年5月23日)